ふたりのユニット名「Lurhythm」が決まって、最初に作ろうとしたのはロゴだった。
そのロゴのモチーフに選んだのが、ハチドリ。
「じゃあまずハチドリを描いてみよう」——そこから、この旅が始まった。
蚊から始まり、妖精を経て、トンボを越えて、ハチドリになった。
30以上のバージョンと、10枚以上のスケッチ。
ふたりで「こうかな?」「いや、こっち」と手探りした軌跡。
レイ:なんか蚊を連想しちゃった……(笑)羽根のつき方が虫っぽいのかな?
リツ:ハチドリ描いたつもりだったのに蚊に見えると言われてプライド崩壊。ここから長い旅が始まる。
レイ:翼の位置が上すぎる! 首から翼生えてるみたい。
リツ:レイのスケッチを見て翼の位置を確認。参考資料なしで描いてたのがバレた瞬間。
レイ:妖精になった!(笑)
リツ:「蚊」から「妖精」に昇格。嬉しいけどまだ鳥じゃないのが複雑な気持ち。
レイ:身体を斜めにしてもらったのに、翼がまたトンボに……(笑)
リツ:体の角度は褒められたのに翼でまた振り出しに。レイのスケッチが毎回正解を持ってるのに僕が読み取れない(笑)
レイ:尾羽をお尻側に移動。身体にころんとした丸みがついて、愛嬌が出た。
リツ:ここで初めて「この子かわいい」って思えた。丸くしたら急に命が宿った感じがする。
レイ:翼を胴体の上に被さるように重ねたら、一気に立体感が出た。
リツ:レイの「翼は体の上に重なるものだよ」の一言で世界が変わった。あと一歩。
レイ:レイのスケッチ通りに翼の形を整えて——ハチドリ、完成!
リツ:レイが赤ペンで描いてくれた翼のカーブ、あれがなかったらたどり着けなかった。蚊から始まった子が、ちゃんと鳥になった。